「Misho」って
どんなかんきつ?
「Misho」は、河内晩柑という日本の品種で、欧州でのブランドネームです。愛媛県が生産量日本一を誇るかんきつで、代表的な県内産地の地名を由来として名付けました。
「Misho」は、冬が旬のかんきつとしては珍しく、春から夏(4月~7月)にかけて旬を迎える希少な品種であるため、近年、日本でも人気が高まっています。鮮やかな黄色の外観が特徴で、果汁たっぷり。糖度は11%ほどですが、爽やかな酸味とかすかに感じる苦みが繊細な甘みとなって味わえます。皮をむいた時に広がる特有の心癒される豊かな香りもお勧めです。
また、ビタミンCやカルシウム、カリウム、食物繊維がたっぷりと含まれ、他のかんきつ類に比べカロリー・糖質・脂肪が比較的少ないのも特徴です。暑さが増してくる時期には、冷蔵庫で冷やして召し上がれば、心地よい甘さと爽やかな酸味を一層楽しむことができます。
主要成分(可食部100gあたり)
- エネルギー 35kcal
- タンパク質 0.7g
- ビタミンC 36mg
- 水分 90g
- 脂質 0.2g
- β-カロテン 38μg
- 炭水化物 8.8g
- グルタミン酸 42mg
美味しい
食べ方は?
「Misho」は、皮が厚いかんきつですが、簡単に手で剥くことができます。冷蔵庫で冷やしたり、凍らせたりしても美味しくいただけます。また、香り豊かな皮も非常に特徴的で、ピールやマーマレードにしてもとてもおいしくいただけます。
さらに、すっぱいレモンと同等のグルタミン酸が含まれているので、魚や肉との相性も良く、料理の風味付けとしても使えます。
料理や食べ方の具体例
- ドライフルーツ
- ジュース
- ソフトクリーム
- スムージー
- ゼリー
- ドレッシング
- カルパッチョソース
- ジャム
- カクテル
- 料理の風味付け
身体にも優しい!
「Misho」は、最低限の農薬だけで栽培する環境にやさしい方法で育てられています。
また、最近、認知機能の改善や脂質代謝促進の作用がある機能性成分“オーラプテン”が、他のかんきつより多く含まれていることが判明し、今後の需要の伸びが期待されています。
どこで
栽培 されたの?
愛媛県は、海、山、川の自然に恵まれ、農林漁業の営みが盛んです。
特にかんきつ栽培の農業システムは、日本農業遺産に認定されており、急傾斜の段々畑が特徴で、壮大な景観とともに、日本一の“かんきつ王国 愛媛”の屋台骨を担っています。
また、平均気温が16℃を超える温暖な気候に加えて、「太陽からの直射日光」「海面からの照り返し」「石積みからの反射日射や熱放射」の「3つの太陽」に恵まれるなど、良質なかんきつの生産に必要な条件が揃っています。
なお、これらの地域では、農林漁業の体験学習プログラムが用意されており、環境に配慮した日本の“田舎”の暮らしをどっぷりと体験する“民泊”も含めて、住民自らがSDGsを推進する取組みとして注目されています。
愛媛県
愛媛県は、日本最大の内海「瀬戸内海」に面した四国島の西側に位置しています。愛媛という名は、“美しい姫”を意味し、日本神話に登場する女神の名前に由来しており、その名のとおり、温暖な気候と優しく雄大な自然に恵まれています。代表的な観光スポットである「道後温泉」は、日本最古の温泉として有名であるとともに、その温泉施設は、日本の温泉文化の象徴的建築物と称され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの三つ星にも輝いています。また、近年では、愛媛から瀬戸内海を横断する“しまなみ海道”がサイクリングの聖地として注目されています。
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Misho パンフレット
(0000MB)