愛媛かんきつプロジェクト

えひめ愛フード推進機構

紅コレクション 愛顔つながる 愛媛かんきつ
紅コレクション 愛顔つながる 愛媛かんきつ

紅コレクションとは

ゼリーのような食感で
人々を魅了し続けてきた「紅まどんな」
シャキッとした食べ応えで多くの人々に
元気を与えてきた「紅かんぺい(甘平)」
そしてその二品種を親に持つ、
まさにかんきつのサラブレッド「紅プリンセス」
愛媛県では、これら3品種を家族の「つながり」と捉え、「紅コレクション」と命名しました。
「紅コレクション」には、
贈る人と受け取る人との「つながり」が増え、
多くの方々に「愛顔(えがお)」に
なってもらいたいという願いが込められています。

かんきつ王国のサラブレッド、
誕生。

母親は「紅まどんな」、父親は「紅かんぺい(甘平)」。
愛媛県を代表する高級かんきつを両親に持つ、まさに愛媛のサラブレッドかんきつである「紅プリンセス」が2019年4月に誕生しました。
愛媛県農林水産研究所果樹研究センターみかん研究所が、2005年から14年の歳月をかけて開発した待望の新品種です。

紅プリンセスの相関図
11月中旬
母 紅まどんな

南香(なんこう)と天草(あまくさ)の交配で生まれた愛媛県のオリジナル品種です。果皮が薄くてデリケートなため、果実に雨が当たらないよう施設栽培や袋掛けをして、一つひとつ丁寧に栽培されています。

芳醇な香りの甘い果肉が口の中でゼリーのようにとろけ、なめらかなのどごしが特徴の、愛媛を代表するかんきつの一つです。
糖度が高く酸抜けも早いことに加え、大玉で紅の濃い美しい外観から、年末の贈答品として人気が高まっています。

1月下旬
父 紅かんぺい

西之香(にしのかおり)とポンカンの交配で生まれた愛媛県のオリジナル品種です。伊予柑や夏みかんに代わる時代のニーズに合った中晩柑(12月以降に 収穫される温州みかん以外のかんきつ類)の育成を目指した研究の末、16年の歳月をかけて誕生しました。

シャキッとした独特の食感と強い甘みを持つかんきつで、特徴である甘味と平たい形から「甘平」と命名され、「紅かんぺい」の愛称で親しまれています。果皮がとても薄く、栽培中に裂果(果実が割れてしまう現象)が発生しやすいことから、細やかな管理が行われています。

3月上旬
娘 紅プリンセス

愛媛県から登場した期待の新品です。
2023年より試験販売が始まり、2025年より本格的に販売がスタートします。

愛媛県を代表する品種「紅まどんな」と「紅かんぺい」という夢のような組み合わせで生まれたのが「紅プリンセス」。
「紅まどんな」のゼリーのような食感と、「紅かんぺい」の濃厚な甘みを兼ね備えています。かんきつが少なくなる3~4月に登場するため、春の贈り物にもおすすめです。

“奇跡のかんきつ” 紅プリンセス
誕生秘話

平成30年(2018年)に発生した西日本豪雨では、
県内各地で大規模な浸水や土砂崩れが発生し、
「紅プリンセス」を開発した
果樹研究センターみかん研究所(宇和島市吉田町)の畑も3分の1以上が被害を受けました。

しかし、「紅プリンセス」の原母樹(げんぼじゅ)180本は、
奇跡的に被害を免れて無事だったため、
生産への道筋がつながりました。

西日本豪雨で被災した県内のみかん農家も多く、
「紅プリンセス」は、
復興のシンボルとなっています。

紅コレクションのかんきつリレー

冬から春にかけて、「紅まどんな」、「紅かんぺい」、「紅プリンセス」とリレーするように旬が移り変わってゆきます。
それぞれの時期に旬の味わいをお楽しみください。

紅コレクションのかんきつリレーの図
横にスクロールできます

「紅コレクション」の
美味しい食べ方

「紅まどんな」、「紅プリンセス」は皮が薄く、手でむくのが難しいため、包丁で切って食べるのがおすすめです。
おいしく食べるコツは「スマイルカット」。
切った形が「笑った口元の形」に見えることから、
「スマイルカット」と言われています。
見た目もきれいで、食べやすく、口に入れると果汁が口いっぱいに広がります。

「紅かんぺい」は、皮が柔らかく、簡単に手で剥くことができます。
じょうのう(房になっている袋状の薄い皮)も薄いので、そのままみかんのようにお召し上がりください。

スマイルカット
みかん
STEP1

横半分に切る

STEP2

半分に切ったものを
さらに4等分にくし形に
等分に切り分ける

STEP3

外皮と果肉の間に
切り込みを入れる

愛媛県を代表するかんきつ「紅コレクション」に関する魅力をお届けしています